LR Baggs Control-Xの配線

先日ヤフオクにてジャンクのピエゾブリッジを購入した際、LR BaggsのControl-XというピエゾPU用プリアンプも同梱されていたため折角なので使ってみようとしましたが、ジャック部分が切られていてどう配線すれば良いか分からなかったため備忘録としてこの記事を書いています。

Control-Xの元からあるPUとピエゾPU、ポットの結線方法は以下のリンクにて確認できます。

http://swingguitars.com/images/ctrl-x_manual.pdf

この図から確認できるように、ジャック部分がどう配線されているのかの記述は一切ありません。LR Baggsに問い合わせたところ、このプリアンプはジャックを同梱しており、ジャック部分とあらかじめ配線された状態で出荷されているためその部分は省略して説明されているようです。

さて本題のそのジャック部分の配線方法ですが、上記のリンク先にて以下の図のケーブルが飛び出るところまで配線できます。

iPadApple Pencilを使ってこのブログではスケッチを描いていますが、ダークモードに設定しているために白と黒が逆転することに画像を挿入するまで気がつけません...)

そしてジャック部分はスイッチ付きステレオジャックが使われているようです。

6.3mmステレオジャック(スイッチ付き、ボックス型) MJ-188-C マル信無線電機製|電子部品・半導体通販のマルツ

このジャックは通常の3極のピンに加え、ジャックに挿さった時に導通するようなスイッチを搭載したものになっています。これによりジャックにシールドケーブルを挿していない時でもプリアンプで電池を消費することを防ぐ役割があると考えられます。

LR Baggsの本国サポートの方にジャックの配線を教えてほしいとメールしたところ先ほどのジャックに配線された写真が送られてきました。その配線は以下のようになっていました。

おそらく内部配線は以下のようになっていると思われます。

ジャックが挿さった時黄色と黒の線が導通することから、上記の通り電池の消耗を防ぐ役割があるのではないかと考えられます。

実際にこの結線でギターに取り付けたところ正しく音が鳴ったため、この配線方法であっていると思われます。(公式情報でないため保証はできかねますが...)

そもそもピエゾブリッジやピエゾプリアンプをエレキギターで使おうとする人口が少ない上に情報もそれに比例してとても少ないため、困った方の参考になればと思います。